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移住するって決めちゃって、あとは自分を信じる。

四万十市で見つけた『シンプルな暮らし』。

移住者・福田さん

千葉県出身・40歳・5人家族・自営業(ガーデナー)

暮らす人インタビュー01

“家族と家財道具一式をのせて、移住先を探しました”

―移住のきっかけを教えて下さい

地元で仕事して、30代になってまだまだこれからってときに

もっとシンプルな暮らしがしてみたい、って思うようになった。

「自分にできる事は自分でする暮らし」がしたいなぁって。

だけど、街暮らしの便利で楽な方に流されちゃってる自分も居た。
子供も生まれたことで、さらに考えるようになったんだけど、移住までは考えずにいました。

 

そんな時、東日本大震災や原発の事故が起きて、その影響も考えて移住を決断しました。

とりあえず色々見て回ろうってことで、

最低限の荷物をまとめて西日本・九州を車で回りながら移住地を探してました。

四万十市では赤鉄橋ふもとのキャンプ場にテントを張って寝泊りしながら家を見つけました。

 

 

“豊かな自然環境”と“暮らしの先生”

―四万十市を選んだ理由を教えて下さい。

自給自足的な暮らしをイメージしながら様々な土地を回っていて、
どうせ自給自足をするなら、人に色々と教えて貰いながらがいいな、と。

そういった条件の中で、四万十市は環境的に申し分ないし、地域に暮らしの先生が沢山いるな!

と思ったのがきっかけです。

 

“早くやっとけば良かった!”

―実際の移住生活はどうですか?
 

理想的な暮らしには全然まだ行き着いていないけれど、

目標に向かって少しずつでもやってこれてるんで、

スローライフってこんな感じなんだって事を味わいながら気持ちよく暮らせてます。

結果的に震災がきっかけだったけれど、

30代後半で移住して、40代前に良いスタートを切れたなってのが感想です。

 

子育てに関しては、

都会では交通量が多かったり、単純に人が多いことで、伸び伸びさせてあげられない。

えば遊び方ひとつでも「あれはだめ、あそこは危ない」と、

無理に押さえ込む場面が多く親としてストレスに感じる事も多かった。

こっちでは暮らしがシンプルなんで、子供に言う事もどんどんシンプルになってきて、

子供たちもシンプルな事しか言われないもんだから、すんなり理解するようになった。

 

あとはやっぱり食べ物が本当に豊かで、近所の人に頂いたり自然の恵みをそのまま頂いたり。
あり難いことばかりで、いやー移住、早くやっとけば良かったなー、という感じです!

“やりたいこと=生活すること”

―これからの暮らし・定住について考えていることがあれば教えて下さい。

これからやりたいこと、沢山あるけど、ようするに「やりたいことって、生活すること」なんですよね。

 

僕らはここを選んで暮らしているんだけれど、いつか自分の子供達が大きくなった時に

そのまま僕達の周りで暮らしていってくれるっていう環境は作っていきたいとは思っています。

例えば、地元の方でも例えば子供が大きくなったら、街に出て行っちゃったりしている。

ここでずっと暮らしていけるために、地域でのおカネの仕組みや経済の循環の事とか・・・

 

と、まぁ難しいことも考えたりするけど、

せっかく目の前に海があるからサーフィンに挑戦したりもしたいとか、

カヌーを楽しみたいというのはあります。

色んな方が少しずつ道具をくれるもんで、もう少しでサーフィンの一式が揃うっていう(笑)

“よーく考えながら、あんまり考えない”

―移住を考えている方たちへ、何かお伝えしたい事はありますか?
 

どこで暮らしていたって、皆そのままお爺ちゃんになっちゃう。

仕事しておカネを貯めながら、たまに自然のある場所に旅行にいったり、

いつかは自給的な暮らしを・・・なんて自分もそう思っていました。

 

けれど、どうせ何十回しか味わえない四季の変化とか、はやく味わっちゃった方がいいよって。

移住って自己破産みたいなもんで大変なことだけど、よーく考えて、あまり考えない!というか・・・。
うーん、難しいけど・・・
皆さん好きなことをやられるのが一番だと思います(笑)

もちろん移住前によーく考えて自分に合う場所を見つけるのは大事だけど、

まずは「移住」するって決めちゃうことです。そこは絶対決めて、気になる場所は全部回って、

色んな人のお話を聞かせてもらう。移住するかどうかは迷わない。
 

あとは、何となく自分が「こうかな?」と思ってることが「本当だ」と思うこと。
自分を信じることで、ひとつ悩みが消えちゃいます。

 

 

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